青年期・成人における発達障害のある人を取り巻く現状や課題
筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンターの一般公開WEBイベント「青年期・成人期における発達障害のある人を誰一人取り残さない社会に向けて」に見逃し配信枠で参加登録をしました。
10月4日まで見逃し配信が可能で、今日は 本田 秀夫 先生による基調講演「青年期・成人期における発達障害のある人を取り巻く現状や課題、目指すべきこと」を視聴しました。
思ったこと・知ったことなどメモ
- 発達障害者にとって幼少期の環境や育ち方の影響は大きい
- 見た目で判断できない障害だからこそ「そうは見えない」当事者が社会的カモフラージュ行動を取りストレスになりやすい。発達障害者にとっては、ふつうに振る舞うことが過剰適応になっているともいえる。
- 発達障害者への合理的配慮として、やらなくていいことを決めることができる。あいさつ、雑談、忖度、時間厳守など。
- 合理的配慮はあくまで合意の上で行うこと。本人の希望を必ず確認しないとトラブルを招く。
最後の質疑応答の時間で先生が「発達障害の人にできないことをちゃんとやれというのは、身長164.5の成人に165cmになれっていうようなもんですよ。ほんのわずかな差だけど一生埋まらない」というようなことを(原文ママではありません)おっしゃっていて、本当に、そうだと思いました。理解されにくいことですが。どんなに頑張っても埋められない欠点があって、それは怠惰だと受け取られやすい。辛い。