筑波大学DACの研修会「吃音のある学生の理解と支援」
筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンターの活動はほとんどが高等教育機関の関係者が対象だが、オンライン配信される研修のうち参加対象に「一般」が含まれるものがある。この研修はそうだったので申し込んで見逃し配信を視聴した。
研修会の前半、幼児の吃音修正プログラムについての話があった。幼児の吃音修正のために、直接法という吃音の症状に直接アプローチする方法と間接法という吃音の原因になる環境や心理的負荷を取り除く方法があるそうだった。この間接法のほうに興味を持った。
(私の話) 妊娠して出産して、感染症が流行して、人と会って話す機会がほとんどなくなってから、人と話すときに「つっかえる」感覚がある?と、たまにそんな気がする。悩むほどではないが快適ではない。自分のそういう症状について気になっていたので、この「間接法」のアプローチは自分が最近感じるその不便さについて理解する助けになった。
研修会の後半では「吃音の言語症状についてばかり注目されるが、特に大学生や社会人には症状に対するアプローチよりも、認知・感情面の支援が必要だ」というような話があった。話すときのストレス・恐怖を軽減することが支援になる。社会が吃音について理解していないことが、吃音の原因になる。
障害者支援、そのほとんどは障害の有無に関わらず多くの人を助ける。私が障害者支援について学習するモチベーションはそこにある。自分が子供の頃からいろんな場面で生きづらさを感じるのをなんとかしたいし、他の人が自分のようにやりづらさを感じているのだったらそれを軽減できたらいいなと思う。障害者支援のほとんどは私にとってありがたい。
見逃し配信は8月22日(月)まで!もう1周くらい見ておこう。
参考リンク
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