東京都障害者IT地域支援センターのこと

この記事はWeb Accessibility Advent Calendar 2017 の18日目の記事です。

東京都障害者IT地域支援センターという施設に興味があり調べたので、それについて書きます。この施設のことは、日本語でアクセシビリティの話をする A11YJ というSlackチームで知りました(いつだったかに、この施設の話をしていたのを見かけた)。

東京都障害者IT地域支援センターとは

www.tokyo-itcenter.com

1951年から障害者の権利保障のための活動をしているという社会福祉法人東京コロニーという団体の事業所のうちの1つです。この施設では、障害者のIT利用相談を受け付けていたり、障害者向けにパソコンの基本操作を無料で学べる講座が開かれていたりします。

また障害者支援者向けの支援としては、地域の支援センター・支援者を対象とした障害者IT支援の研修も行われています(今日現在は募集していない)。

常設展示

東京都障害者IT地域支援センター>常設展示

東京都障害者IT地域支援センターでは、さまざまな障害者向け支援機器・ソフトなどが常設展示されています。施設で展示されているだけでなく、おそらく展示物のほとんどがウェブページ上で紹介されています。素晴らしい…。実際に施設で展示されているのは現在も販売されている新しいものが中心のようです。

その他コンテンツも充実

障害者向け便利アプリの紹介ページがある

(古い情報も載っているけど、わざと残しているのかな…)

メルマガの配信がある

施設からのお知らせと、障害者向けツールの紹介、ITっぽいニュースなどの内容が月に1回配信されているようです。 2017年11月20日発行の最新号では、新製品の言語訓練アプリと認知症テストアプリが紹介されています。


感想など

アクセシビリティ界隈やIT業界に関わりのない障害者の方々は、どうやってスクリーンリーダーやキーボード操作の方法を学ぶんだろう?どこでその情報を手に入れるんだろう?」という疑問をずっと持っていましたが、なるほど、このような支援施設があるんですね!この機会に施設へ足を運び、支援技術に触れたりして来たいと思います。(このような目的での来館はイレギュラーかもしれないので、施設に問い合わせをしてみるつもり)

もし自分がフロントエンドエンジニアを引退するとしても、この施設でやっているような活動に参加するなどして日本のアクセシビリティに貢献していきたいなと思いました。あと東京コロニーさんの他の活動も個人的にはなかなか興味深いものでした。

また、東京都以外でも全国にIT支援の施設があるみたいなので、ご近所や地元の施設について調べてみるのもいいかもしれません。

以上です。